セルフリノベ
セルフリノベ始めませんか。
今回は私が最近始めたセルフリノベについて!
なんだ、自分で部屋改造するのか?
、、、いえいえそんなことは始めてません。
(いつかはやってみたい!!)
セルフリノベ、よくそういう意味で使われますが、
自分「を」リノベする。
という意味で私は使ってみます。
よく建築関連で使われることが多いですが、
Renovation は修正・再開発・改訂
という意味です。
さあ、ここで注目したいのが
Innovation ではないということ。
イノベーションは刷新、革新といった意味ですが、
ふたつの語には大きな違いがあります。
イノベはゼロから新しいものを作る感じ。
リノベは既存の物を新しく変える感じ。
そう、セルフリノベというのはこれまでの自分を否定することなく
それはそれとしてよりよい自分になろうと試みることなのです。
まだ伝わりきってないと思うので、私がこう思うに至った経緯をお話したいと思います。
だらしなくて、何をやるのもギリギリ、こつこつ努力なんて無理、
数年前からいやだなと思う自分は何一つ変わっていませんでした。
最近はTOEICも受けにいかなかったり、遅刻も日常茶飯事、部屋も汚かったり、やろうと思っていることはすべて未来の自分に放り投げ。
自己嫌悪に陥って変わろう!と決心するだけまた落ち込むの悪循環。
そこで手に取ったのが
数ヶ月前に買っていつか読もうと思っていた
「スタンフォードの自分を変える教室」です。
今更感がありますが、読んでない人もそれなりにいると思うので許して。
うさんくさい自己啓発の本なんか腐るほど出回ってるけど、
これは本当に読む価値がある。
著者のケリー・マクゴニガル先生は心理学者でこの本ではさまざまな
科学的根拠をもとに(これめっちゃ大事)
実際にスタンフォードでの受講生に変化をもたらした
「自分を変える方法」が載っているんです。
その中でも私が感銘を受けた部分がこれ。
衝動的で怠け者で誘惑に負けやすい自分を「ほんとうの」自分だなんて思う必要はない。「ありのままの自分が最高の自分になることを望んでいる」と自覚すること。
さてどういうことかというと、この章では、
モラル・ラインシング効果について書かれていました。
簡単にいうと、人はいいことを(しようと)した後、それに満足して悪いことをしてもいいだろうと、反対の行動をとってしまうということです。
ダイエット目指す人が
今日はがんばって走ったから、デザートも食べちゃお!
的なことです。
自己コントロールを求めるあまり自分の目標にたいしてがんばる自分を善、
怠けたくなる自分を悪などと考えてはいけないと先生はいいます。
人間は本能的に怠けたくなるんですもの、みんなそう。
それをほんとうの自分として、なんとかご褒美作戦でだましだまし努力するのはちがう。
自分がなりたいから努力しているのだと、
正しいことを望んでいる自分を自覚しなければならないのです。
ここすごく響いた。
だめな私が本当の自分。
その自分は消し去って、素晴らしい自分にならないといけない、
そうずっと思ってた。
でも全然ちがったのね。
だって他の章でも、未来に過度に期待しちゃう(後回しにする)とか
失敗した時にゆるせない人はまた失敗するとか
すべてデータで、人間はそういうもの、と証明されたから。
私が特別だめな人間だったわけじゃない。
なんていうか、ただの人間だったんだね。
(それはそれで悔しい。笑)
そうだから、リノベーションなわけよ。
これまでの自分を否定して全部新しく変えるのではなく、
その人間らしさ(笑)を認めて、なりたいと思える、自分のために進めばいいだけ。
ケリー先生すごすぎ。
本読みながら、
ああーーーー分かるーーーーって声出してた、何回も。笑
こうしてセルフリノベを始めたのですが、
効果がいやすごい。
早寝早起き、常に部屋もきれいだし、いつかやろうと思ってたこともどんどん片付く。
本では一つチャレンジ(禁煙、ダイエットとか)を決めて、数ヶ月かけて克服したらその次というふうに言ってたけど、なんかいっきに改善された。こわいわ。笑
もちろんどんなに忙しくても続けていけるようなアドバイスが本には満載だから
なんどもケリー先生の力を借りながら、続けていきたい!これが普通になるまで。
なんか自然と空見上げちゃったりね、今までそんな心の余裕なかったんだなって気づいたり。
東京のせいにしてたけど、全然空広いよ。
変な自己啓発書とかセミナーとかにお金つぎ込むなら
これ読むべき、ほんとに。
ブックオフで200円で買えるから。
セルフリノベ始めませんか。