YOKO's Monologue

気まま女子大生の徒然備忘録

YOKO's Monologue

シューカツ戦争

 

真っ黒い髪 真っ黒いスーツ 真っ黒いカバン 

一目見て彼らが何をしているかすぐにわかりますね。

シューカツ。

先日面接解禁されたわけで、

真っ黒いかれらがこんなくそ暑い中

がんばっている姿を見かけます。

 

さて一応当事者であるわたしはというと

引きこもりニートをしています。

社会不適合者だけど就活から逃げたわけではないよ笑

 

半年前ついに自分の番がきてしまい、怯えつつ いやがりつつ

まあ未知の世界を知れるなあくらいの気持ちで

おもしろ半分で始めてみました。

 

迷いながら決断しまた迷ってたら。終わってた。

うん、それなりにちゃんとやったんだよ。笑

 

その振り返りと思ったことを残しておこうかなと思います。

 

就活前、

作りたい世界やなりたい自分像はなんとなくあったけれど

やりたい仕事に落とし込むことができずにふらふら。

 

説明会の話を聞いては事業内容を自分のやりたいことに無理くり

結びつけて考えるがゆえにどれも面白く見える。

 

それでも自分が目指したい世界を一番に考えてきた。

就活を進めていくにつれてその軸が固まり、

志望動機はどの会社にも同じように伝えたし

よくも悪くも自分に嘘をつかずに進めてきた。

リュックで面接行ったり、ドタキャンもしたり。

 

第一志望は決められなかった。

だってなにもわからない状態だし、

私のやりたいことできる場所はあんのかい?受け入れられるかい?

って割と強気な態度だった気がする笑

 

それで、最後の決断の時に気づいたこと。

複数選考が進んでいて、内定もあって

その中には大手で知名度もあって給料もいいところがあって。

そのしょうもないうわっつらな部分(私の就活の軸からするとね)

に惹かれてしまう自分もいて、

正直事業内容も興味あるしーどうしよ。って状態の時。

 

よく言うけど、正解はない、わかってる。

どこへいっても正解にできる自信はあった。

 

「覚悟決めないと。」

ある会社のリクルーターの方に言われたこと。

私は、自分の要求を受け入れてくれるところを消去法で

選りすぐってた。

でも、最後は自分が選んで自分で掴みにいかないといけない。

 

ここでいい、じゃなくて

ここがいい、じゃないと。

正解にできそう、じゃなくて

正解にしなくちゃ。

 

なんだかんだ発信はしてたけど受信先ありき思考だったなー

もしこのまま入社してやりたいことができなかったら

他人のせいにしてたかもな。

 

この先どんなことあろうと自分が決めるんだから

自分がやってやる。くらいの意思がなくちゃあねえ。

 

いいこと教えていただきました。

 

そのリクルーターさんが私の先輩になりました。

 

憧れてでも落ちた企業もたくさんあって

半年前は思ってもいなかったとこにたどり着いたけど

行くべきところに行くようになってる気もするー。

 

選考過程で自分のいやなところたくさん知ったけど

少し成長できたのでしょうかね。

 

うん、なんだかんだ楽しかったさ。

スーツはまじ嫌いだけどな。消えろ。

 

と、自分は新たなスタート地点にすがすがしい気持ちで

たてているのですが、

奮闘中の友人もたくさんいて。

彼らと話すとやっぱり、

シューカツのひがみ、優越感、競争、軋轢

をどこかで感じてしまうのです。

あの「何者」の世界ですね。

 

実際わたしも見栄はりました、はい。

 

まあね、より難しいところ=外資、大手、高給とり

の内定ゲットは自分の人間としての価値の高さを

証明することになりえますからね。

 

別にそこがゴールでもいいんだよ。

まあ、なんか復讐とか?金目当てとか?

いろいろ理由はあるのかもしれませんけども

だとしても

 

みんなちがうじゃん。

それぞれの生き方じゃん。

 

目指すところは違うのに

他人の

内定先知名度とかさ、給料の高さとかさ、職種のかっこよさとかさ、内定の数とかさ、終了の早さとかさ、オフィスのオシャレ度とかさ

関係ないじゃん。

 

そりゃあね、わたしも思ったこと何度もあるよ、

ああ、あの人はすごいな、あんな大手に、いいなあ

 

でも、自分のしたいこと、進みたい道が見えてからは

不思議と思わなくなった。

よそはよそ、うちはうち。

 

友人と話してて思ったのは、

そういう自分のゴールが明確でない人ほど

他人のゴールへの干渉が強まるのではないかなということ。

 

やりたいことなんてね、たしかに見つけづらいさ。

それでも考えることはいくらでもできると思うんですよ。

 

とりあえず、大手。とりあえず、給料。

でもなんで、社会的ステータスが欲しいんだろう?

お金がほしいんだろう?

認めて欲しいとしたらなぜ?他に方法はないの?

どういう自分になれば満たされる?

 

シューカツは戦争ではないんですよ。

敵は企業でも、友達でも、意識の高い就活仲間でもないんですよ。

どれだけ自分に向き合えるかではないかなーと実感してます。

 

生き方だから、ね。

 

自分の生き方を探して、合うところを探して

覚悟持って選べば

シューカツはそれで成功なんじゃないかなーー。

 

 

 

みんなの就活が成功しますように。